メンズヘアケアのすすめ

メンズヘアケアのすすめ

女性に比べて男性の方は髪が短い方が多く、洗髪時間も短いケースがほとんどです。とはいえ、それでも毎日洗髪しないと頭皮が臭くなったり、毛穴の皮脂の分泌を抑えることができないので、手間に感じても毎日する必要があります。

メンズヘアケアの為の簡単な洗髪方法とは?

① お湯洗いをしっかりと

少しでも時間を短縮する為には頭部をしっかりお湯で濡らし皮脂を浮かせるということです。髪を洗うのに大切なことは、髪自体を洗浄するということよりも、むしろ頭皮に吸着した皮脂を洗い落とすことが大切です。

体温に近いお湯に長時間頭皮を浸透させると、皮脂が頭皮と離れて洗浄しやすい状態が生まれます。そうなればあとはシャンプーで軽くすすいで洗い落とせば、毛穴からねこそぎ皮脂を洗い落とすことに成功します。これであればシャンプーの際に時間をかけて洗い落とさなくても皮脂がはがれやすい状態になっていますので、洗髪時間を短くすることができます。

だから、シャンプーを早い段階で髪につけてこするよりも、しっかりお湯洗いの時間をとった方が結果的には短い時間で洗髪を終わらせる事ができます

② シャンプーする時の注意事項

特に男性が陥りがちなのが、強すぎる力で頭皮をこすったり、爪を立てて洗ったりして頭皮に傷をつけてしまうことです。指の腹を使って、頭皮や毛穴の汚れを浮き出させるような気持ちで丁寧に洗いましょう。薄毛が気になる方は、シャンプーの泡で頭皮のマッサージをするのも効果的。

シャンプー剤が残ると、皮膚がかぶれたり皮脂の分泌量が増えたりと、トラブルの原因になります。すすぎ残しがないように、時間をかけて流すのが重要です。フケや痒みに悩んでいる方は、さらにひと手間。
シャンプー前にブラッシングをしましょう。皮脂やフケが頭皮から浮き上がり、より効果的に洗い流すことができます。

メンズヘアケアの為の効果的なシャンプー方法

① 頭皮マッサージ

女性と同様に頭皮の皮脂を浮かして洗髪するということは大切ですが、それにプラスして血行促進効果を生み出すように、頭皮を軽くマッサージしながらシャンプーをするということを男性は心がけたいところです。男性の場合、生え際のM字部分と頭頂部は特に抜け毛の原因となる男性ホルモンレセプターと呼ばれる物質が存在していて、男性ホルモンと吸着すると抜け毛が発症しやすい箇所になっています。

血行促進を促すことで、その男性ホルモンとレセプターの吸着を阻止することができますので特に頭頂部やM字の部分を中心にマッサージを毎日、施しつつシャンプーをした方が良いでしょう。頭皮のマッサージは血行促進と毛穴の皮脂洗浄の2つの意味合いがあります。

② アミノ酸シャンプー

また、女性以上に抜け毛や薄毛が発症しやすい頭皮状態になっていますから、頭皮への刺激が強いアルコール性のシャンプーや石油系のシャンプーの使用は、男性の場合、できるだけ控えたほうが良いと考えられます。男性が使用するなら髪の生成に役立つアミノ酸系のシャンプーを積極的に使っていた方が、頭皮に強い刺激を与えずに抜け毛の抑制にも役立ちます

男性の方はホルモン分泌が盛んで皮脂の分泌量も多いと言われていますので、脂性体質の方は、朝と夜の洗髪は行っても良いと思います。ただ、シャンプーを使うのは夜だけにして、朝はお湯で洗うだけの方が頭皮に優しくて良いですよ。

シャンプー選びで気を付ける事

最近は、メンズシャンプーが多く見られます。

その多くは、ベタ付く皮脂を強い洗浄力でサッパリ洗い上げるのが特徴で、メントールなどの作用で洗い上がりが爽やかだったりもします。女性に比べて皮脂の分泌量が多い男性にとって、頭皮を正常な状態に保つために効果があります。
しかし、体質や年齢により、皮脂の量には差があります

皮脂分泌量が少ない方が洗浄力の高すぎるシャンプーを使うと、頭皮が乾燥して傷むことがあるのです。そういう方にとっては、女性用であっても頭皮にやさしいシャンプーを選ぶ方が適しています。

男性にリンスやトリートメントは必要か?

リンスは髪の表面をコーティングしてからまりを防ぐもの。トリートメントは、髪の内部まで浸透してダメージを補修するものです。

よって、髪が長めの男性は、女性同様、リンスやトリートメントで髪のトラブルを解決できます。短髪の男性は、ヘアカットの頻度が高いため髪の傷みも少なく、髪がからまることもありません。リンスやトリートメントを使う必要はないということになります。

注意したいのは、リンスやトリートメントは髪の毛だけに付けるのが基本であり、頭皮には付けない方が良いと言われています。
この点からも、リンスやトリートメントは、髪が長めの方に適したお手入れといえます。

一方で、頭皮のケアをするためのトリートメントもあります。頭皮に潤いを与えたり、毛穴や地肌の汚れを効果的に落とすことができます。こちらは、髪の長さに関わらず使用することができます。